さて今回は前回でご紹介した器具を用いて、当社のハウスブレンドであるゴールデンブレンド、キングアーサーブレンドの濃度を測定し比較していきたいと思います。
スポイトでサンプルを抽出し、測定します。
また今回は2種類のペーパーフィルターを用いてそれぞれ測定し、ペーパーフィルターの素材の違いで、濃度がどのように変わるのかも検証したいと思います。
ゴールデンブレンド中煎り
①カリタFPぺーパーフィルター TDS1.37%
※TDS:Total Dissolved Solidsの略称で、コーヒーの濃度の単位として使われています。液体の中にどれだけ成分が溶け込んでいるかの量(濃さ)を表します。
あくまで濃度を表す単位ですので、数値が高いほど優れているという事ではありません。
②ケナフ入りペーパーフィルター TDS1.62%
キングアーサーブレンド深煎り
③カリタFPぺーパーフィルター TDS1.51%
⓸ケナフ入りペーパーフィルター TDS1.68%
①と③、②と⓸を比較して、中煎りよりも深煎りの方が濃度が高い事が見てとれます。
また①と②、③と⓸を比較して、カリタFPペーパーフィルターよりもケナフ入りペーパーフィルターの方が濃度が高めに抽出されている事が分かります。
トーアコーヒーではケナフ入りペーパーフィルターを推奨しております。ケナフ入りペーパーフィルターは、コーヒーの成分をより抽出してくれるとともに、高品質コーヒーの美味しさ(油分・微粉)も抽出してくれます。
次回はフレンチプレスと茶漉しの抽出編です。お楽しみに!
後味の汚れ・切れのなさを「コク」「飲み応え」と誤解されてませんか?