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2019.6.17

新豆のご案内

新入荷

6月18日(火)より2018年ブラジルカップオブエクセレンスで90.15点を獲得した、ファゼンダ・フォルタレザを発売いたします。

 

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赤ワイン・ドライレイズン・パッションフルーツを想わせる風味特性としっかりとした重たさのある質感、ブラウンシュガーを想わせる甘さが特徴です。

ミナスジェライス州マンティケイラ・デ・ミナスの素晴らしい農園のコーヒーを是非ご堪能下さい。

 

2019.5.28

カップオブエクセレンス コロンビアNorth2019落札致しました!

オークション情報

2019 5月22日の深夜に開催されたカップオブエクセレンス コロンビアNorth2019のオークションにてコロンビア La Estella Geisha Honeyを落札致しました。

コロンビアのゲイシャです。

ゲイシャは品種ではないので、全てがカップクォリティが良い訳ではないので見極めが大事となります。事前のカッピングでかなり良い点数でしたので落札でき大変良かったです。

今回のコロンビアは弊社社員が国際審査委員として参画していました。コロンビアという国の特異な自然環境と気候風土の中で育まれた特別なコーヒーを是非、お楽しみ下さい。

 

 

2019.4.9

2019カップオブエクセレンス コロンビアレポートVol.2

コーヒーのある風景

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COEの焙煎度合い。

コンペティションのカッピングに使用されるサンプルの焙煎度は、国内の選ばれた焙煎担当者とACEから選出したヘッドジャッジが予めカッピングして、最も特徴が出るポイントを選んでいます。カラーで見ると微妙に違いが有ります。事前にカラーチェックをする事で、深いからとか浅いということでスコアがぶれないように意識をフラットにします。

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ドライとクラストも非常に大事です。香りの中からクリーンカップや酸の特徴などを探る事が出来ます。Qグレーダーのカッピングと違い加点はありませんが、お客さまが最初に香りをとるのはフレグランス(ドライの香り)とアロマ(お湯を注いだときの香気成分)ですので真剣にチェックします。

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欧米のカッパーが早々ジャッジを終える中、時間ぎりぎりまでジャッジしています。

コーヒーサンプルによっては、温度の変化によってかなり変化するものがあります。欧米のカッパーで熱いときの評価だけで終えていく人を見かけますが、原料豆のポテンシャルは、冷めたときにはっきりと出てきます。

フレーバーは熱いときに感じやすいですが、冷めたときに出てくる香りもあります。また、熱いときには気にならなかったClean CupやAfter Tasteも冷めてくるにつれ品質の良し悪しから、差が出てきます。

欧米のカッパーは普段お店で提供しているコーヒーがエスプレッソ主体だと冷めたときの味はあまり気にしないのかも知れません。しかし日本の場合ドリップで提供されるお店が多くあり、コーヒーは時間をかけて飲みますので、冷めたときの印象も評価の対象に入れないと、飲み終わった後の印象が悪くなる可能性があります。スペシャルティコーヒーは、また飲みたくなるコーヒーでなければならないのであれば、冷めた最後のほうも美味しくなくてはなりません。

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今回のトップ10の中にゲイシャが5ロットも入っていました。

しかも10ロット中9ロットがプレジデンシャルアワード(90点以上のスコア)になりました。かなり凄い事です。

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今年1位に輝いた生産者。

1位はゲイシャのナチュラル。8位にゲイシャ・ハニーのアナエロビックファーメンテーションが入賞。

今生産国では気候変動の影響を受け、チェリーの成熟期に旱魃になったり、高温が続いたりとフレーバーの構築に悪影響が出ている深刻な状況となっています。その為生産者も少しでも高く売れる、特徴のあるコーヒーを作ろうと、ゲイシャを植えたり、カーボニックマセレーションをはじめとする変わった発酵技術を採用したりと生産現場自体が大きく変わろうとしています。スペシャルティコーヒーは新たな時代へと動き始めました。今後が楽しみです。

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